2025年3月下旬、京橋ワインの看板生産者マス・ラヴァルの当主ご夫妻が初来日しました！
今回のワインレポートでは2日間にわたって実施したプログラムの様子と、観光を楽しむ二人の様子ご紹介いたします！

京橋ワインスタッフのほとんどが初対面、ご夫妻に会えることを心待ちにしておりました。
「造り手に会う」ということは本当に貴重な事でして、ワイン造りに対するフィロソフィ、情熱、裏話や苦労話を直接聞き、そして試飲の時間を一緒に共有し、よりワインに対する理解を深める。そしてそのワインをもっと好きになってお客様に自信を持っておすすめするぞ！という気持ちがどんどん高まっていくのです。

最初は緊張の面持ちのジョエルさんも次第にほぐれていき、試飲の時には自ら各テーブルを回ってスタッフ全員にサーブしてくれました。

東京駅丸の内にある「グリルうかい」様のご協力の元、京橋ワインのお客様とのメーカーズディナーを開催いたしました。
お母様のお誕生日に、と母娘でご参加くださった方、お一人での参加を躊躇しつつも奥様に行ってらっしゃいと送り出していただいたことに感謝、というご紳士など、ワイン愛好家の皆様にお集まりいただき、小規模ならではのアットホームな素敵な時間を過ごすことができました。

お料理のおいしさ、美しさは言うまでもなく、用意した5種類のワインと合わせるために絶妙なタイミングでお料理を提供されるうかいのスタッフ様のプロフェッショナルなサービスにも脱帽。

アカデミックな勉強会とは異なり、おいしいお食事とワインをいただきながらの会は自然に会話はずみ、ラヴァルご夫妻も心から楽しそうな様子。ワインが人との縁をつないでくれるのだと何度もおっしゃっていたのが印象的でした。

1日目の帰路、お昼のアポイントメントまで時間があるとお伝えしたところ、時差ぼけや初日の疲れも何のその「是非どこか観光に行きたい！との即答。それではド定番の浅草に行きましょう！ということになり、朝からお出かけしました。

平日にもかかわらず、仲見世通りは朝からすでに大賑わい。人混みが苦手なフランス人ではありますが、参道の3分の１のところで既にわき道にそれたいと言い出すのですが、これも経験だよ、と半ば強引に突破。仕方ないなぁと言いながらも楽しんでいる様子で内心ほっとしました。笑顔の写真がそれを物語っていますね。

散策で小腹をすかせて訪問したお取引先のレストランも古民家をリノベーションした日本らしい趣で、こんな素敵な場所で自分たちのワインが提供されているのは本当にうれしいと話していました。

浅草を後にして一路吉祥寺へ。フランス人オーナーのレストランで、お店の常連様をお招きしてのプレゼンテーションを行いました。

奥様もフランス語をお話になるので、ラヴァル夫妻もすぐに打ち解け、すぐに和やかなムードに。試飲が始まると近隣のレストランの方もジョインするという大盛り上がりで、時間が全く足りませんでした。

プレゼン終了後オーナー夫妻から「これから吉祥寺を少し案内したいから是非時間ください」というサプライズな提案が！！初来日での観光先としてはなかなか選択肢に上がらない街を、そこに住んでいる方と一緒に巡るというのも日本をより深く知る機会になったと、小一時間のお散歩を満喫した様子でした。

2日間のプログラムを終え、夕食は和食を楽しんでもうらおうと新宿にある老舗の和食屋さんにお連れしました。
とその前に、外国の方にも人気の新宿ゴールデン街をしばし散策。小さなお店を一つ一つ興味深そうに覗いたり、ネオンの下で写真を撮ったりしていると、「どこかでビールでも飲もうよ！」とすっかり雰囲気に魅了された様子でした。

夕食では初めての日本酒を堪能。微発泡タイプが特にお気に入りで、それにあうおつまみやお料理の一つ一つにも驚き状態で、日本の和食文化もしっかりと楽しんでいただきました。

今回のプロモーションに際し、私たちは3つの目標を立てていました。
一つ目は関係強化と信頼構築、二つ目は日本市場の理解を深めてもらうこと、そして三つ目が文化交流とおもてなしの提供、です。
2日間という短い時間にいろいろなことをギュッと詰め込んでしまいましたが、すべての目標が二重丸で終えられたと実感しております。

京橋ワインでは今回のようなメーカーズディナーなどの企画を通して、生産者とお客様が触れ合う機会を創出してまいりますので、これからもお楽しみにご期待くださいませ！