Discover Bordeaux -ボルドーの魅力、発見-

Discover Bordeaux

産地

ボルドーとは

ボルドー(Bordeaux)は、フランス南西部の都市であり、古代ローマ時代からのワイン造りの歴史を誇り、世界的に有名なワイン産地として知られています。

“ボルドー”という語源が「水のほとり」(Bord=周辺、eau=水)であるように、街の真ん中を流れるガロンヌ川を挟んで左岸・右岸に分かれ、それぞれ特徴のあるワインを生み出しています。

フランスを代表する高級ワインの産地としてブルゴーニュと双璧をなしており、地名そのものが高級ワインの代名詞とも言えるほどのブランド力があります。

また、ボルドーの魅力はワインだけではありません。歴史ある港町で、世界遺産にも登録れています。美食の街でもあり、牡蠣、フォアグラ、バスク料理なども楽しめます。パリからTGVで約2時間というアクセスの良さも魅力です。


ボルドーのブドウ畑とワイナリー

ボルドーのブドウ畑の作付面積は11万ヘクタールにおよび、フランスの主要なワイン産地の中では最大の規模を誇ります。ボルドーのワイナリーは「シャトー」(フランス語で城の意味)と呼ばれ、とりわけメドックのシャトーは、まさに城のように立派なものも見られます。

各シャトーが所有するブドウ畑は左岸でとくに広大である一方、右岸は比較的小規模。右岸は醸造所の建物もそれほど華美でないものが多い印象です。


ボルドーの歴史と街並み

紀元前6世紀にはすでにブドウが栽培されていたともいわれるボルドー。紀元前1世紀には古代ローマの支配下となり、主要な交易港とワイン生産が盛んな商業地として栄えていました。
ボルドー市街のガロンヌ河左岸地区にはワイン商とその倉庫が立ち並び、その三日月のような地形により「月の港(Port de la Lune)」と呼ばれる港から、おもにイギリスに向けてワインが輸出されていました。

2003年には市街地にトラム(路面電車)が開通し、パリジャンたちが移住したい街としても注目度が増している都市です。福岡市とは姉妹都市の関係にあります。




ボルドーの名物料理

■アントルコート・ボルドレーズ(牛リブロースのステーキ)
エシャロットや赤ワインを使用したソースと共に提供されるステーキ。ブドウの剪定枝を使用して焼かれたものは格別の風味があります。

■牡蠣
ボルドー近郊の大西洋岸の街、アルカションはフランスを代表するカキの養殖地のひとつ。
生牡蠣に焼きソーセージを添えて食べるのがボルドー流。赤ワインにも合います。

■カヌレ
カヌレは、まさにボルドーワインを造る過程で生まれた焼き菓子。
赤ワインの熟成中の工程である清澄作業において卵白が使用されるのですが、卵黄が余ってしまったことから造られたのがはじまりです。焼き型に蜜蝋を塗って、表面をカリッと仕上げるのが特徴です。


ボルドーの主要地域

ガロンヌ河の河口に向かって左側を左岸、右側を右岸といいます

主要地域の紹介


メドック(Médoc)【左岸・河口側】

いわゆる五大シャトーを有する有名産地。フルボディで力強い赤ワイン。

■特徴:カベルネ・ソーヴィニヨン主体、力強く長熟型

■土壌:砂利質が多い  ※カベルネ・ソーヴィニョンはとくに砂利質土壌に適している

■地区分類:
村名AOP:サンテステフ、ポイヤック、サンジュリアン、マルゴー、ムーリス、リストラック
地域名AOP:オー・メドック、メドック
※AOPとはフランスのワイン法である原産地名称保護制度によって決められているブドウの生産地。ブドウ生産地のほか、醸造所、生産法、使用品種、官能審査にクリアしているワインのみが、AOPを名乗れる。

■格付け:1855年格付け

■代表シャトー:ラフィット、ラトゥール、マルゴー、ムートンなど

グラーヴ(Graves)【左岸・上流側】

赤白両方の高品質ワインで知られる。力強くも繊細で優雅なスタイル。

■特徴:赤も白も作られる数少ないエリア

■土壌:砂利質 ※“グラーヴ”とは砂利の意味

■地区分類
村名AOP:ペサック・レオニャン
地域名AOP:グラーヴ

■代表シャトー:オー・ブリオン(赤&白)

サンテミリオン(Saint-Émilion)【右岸・東側】

右岸を代表する産地。メルロー主体にカベルネをブレンドするエレガントなスタイル。
サンテミリオンのブドウ畑はユネスコ世界遺産に登録されている。

■特徴:メルロー主体、優雅で親しみやすいスタイル

■土壌:粘土石灰質が多い 場所によっては砂質も混じる
※メルローは粘土質土壌に適している

■格付け制度:独自の更新型格付け
プルミエ・グランクリュクラッセA/B、グランクリュクラッセ、グランクリュ
村名サンテミリオンAOP

■代表シャトー:シュヴァル・ブラン、フィジャック、パヴィなど

ポムロール(Pomerol)【右岸・中央】

小規模シャトーが多く、シルキーで濃密な赤ワインを生み出す。

■特徴:メルローの聖地、官能的で滑らか

■土壌:粘土石灰質で深部に鉄の地層、西側の地区は砂質土壌

■格付け:なし

■代表シャトー:ペトリュス、ル・パンなど

フロンサック/カノン・フロンサック(Fronsac / Canon Fronsac)【右岸・西側】

右岸の中でもっとも歴史が古い地区。台地と丘陵地にブドウ畑が広がる。

■特徴:メルロー主体、右岸の他地区よりも黒い風味と力強さがある。

■土壌:粘土石灰質、石灰砂岩質

■格付け:なし

ソーテルヌ(Sauternes)【左岸・南部】

貴腐ワインの名産地として世界的に有名

■特徴:独特の花の香りやハチミツのような風味を持つ極甘口白ワイン

■貴腐ワインとは:貴腐菌(ボトリティス・シネレア)がブドウに付着し糖度が濃縮されることにより、極甘口のワインに仕上がる

■ブドウ品種:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル

■格付け:1855年に特別格付け。唯一の「Premier Cru Supérieur」がある

■代表シャトー:シャトー・ディケム(Yquem)

その他

ボルドー/ボルドー・シュペリュール (Bordeaux / Bordeau Superieur)
ボルドーで使用できる品種や製法によるワインで、上記の地区以外で造られたもの

■分類:赤ワイン、白ワインどちらにも適用される

■主な産地:アントル・ドゥー・メール地区(ガロンヌ河とドルドーニュ河に挟まれた地域)

■例外:複数の地区のブドウが使用された場合も村名を名乗ることはできず、「ボルドー」というAOPになる。ただし、メドック内であれば「オーメドック」と名乗ることもできる。
また近年では、各地区のワインに定められた基準にあえて従わない個性的なワインを造った場合に、ひとつ下の階級である「ボルドー」を名乗ることがある。

■代表例:シャトー・モンペラ


ブドウ品種とブレンド【アッサンブラージュ】

ボルドーワインは複数品種をブレンドするのが伝統。これにより複雑でバランスのとれた味わいが生まれます。

ブレンドのことをアッサンブラージュといい、このブレンド技術こそが醸造責任者の腕の見せどころです。
通常、ブドウ品種別に醸造・熟成されたのち、ブレンドが行われます。ヴィンテージ(醸造年)によってブドウ品種の出来が異なることも多く、ブレンド比率が毎年変わるシャトーも多数見られます。

赤ワインの代表的なブドウ品種
カベルネ・ソーヴィニヨン Cabernet Suavignon

■味わい:力強くしっかりとした骨格があり、カシス、スパイスなどの香り

■渋み:比較的渋みが強く長期熟成向き

■熟成:樽熟成で複雑さが増す

■主な産地:左岸(メドック、グラーヴ)

■代表例:ラトゥール(ポイヤック)、マルゴー(マルゴー)など
メルロー Merlot

■味わい:柔らかくふくよか、ラズベリーやダークチェリーなどの果実味が豊か

■渋み:丸みのある穏やかな渋み

■熟成:若いうちから飲みやすいが、熟成にも耐える

■主な産地:右岸(サンテミリオン、ポムロール)

■代表例:ペトリュス(ポムロール)
カベルネ・フラン Cabernet Franc

■味わい:エレガントで気品がある。プラムやスミレの花の香り。酸はやや高め。

■渋み:柔らかく繊細

■主な役割:ブレンドに使用されることが多いが、右岸では主要品種になることも

■代表例:シュヴァル・ブラン(サンテミリオン)
プティ・ヴェルド

■味わい:濃密で香り高い。よく熟した年はマンゴーの香りがするともいわれる。

■渋み:渋みは強烈ではないが凝縮感がある

■主な役割:メドックのカベルネが主体のワインに5%程度ブレンドされる

■代表例:ラトゥール(ポイヤック)、ラフィット(ポイヤック)
白ワインの代表的なブドウ品種
ソーヴィニョン・ブラン

■味わい:すっきりとしたキレのよい酸が特徴で、ハーブや柑橘の香りをもつ

■主な役割:辛口の白ワインが多いが、貴腐ワインにも使用される

■主な産地:グラーヴ地区、アントル・ドゥー・メール地区など

■代表例:オー・ブリオン、パヴィヨン・ブラン(シャトー・マルゴーの白)
セミヨン

■味わい:丸みのあるやわらかな酸を持ち、アカシアの花やオレンジなどの香り

■主な役割:貴腐ワインではメインで使用される。辛口ワインには補助的にブレンドされることが多い。

■主な産地:ソーテルヌ地区、グラーヴ地区など

■代表例:ディケム(ソーテルヌ)、リューセック(ソーテルヌ)

ボルドー独自の格付けシステムとは

ボルドーにはいくつか異なる格付け制度があって、それぞれ時代や地域によって異なるルールで評価されています。
1855年のメドック格付けが最も有名。
これにより「五大シャトー」と呼ばれる銘柄が誕生しました。

1855年メドック格付け

・ナポレオン3世の命により、パリ万国博覧会のために作られた。
・当時の取引価格(市場価値)をベースに格付けされた。
・対象:メドック地区の赤ワイン+グラーヴ地区の1つのシャトー(シャトー・オー・ブリオン)
・格付けは1級〜5級(Premier〜Cinquième Cru)
第1級 5シャトー / 第2級 14シャトー / 第3級 14シャトー / 第4級 10シャトー / 第5級 18シャトー
グラーヴ格付け(1959年)

・対象:赤・白両方のワイン
・一つの等級のみ(1級、2級という区分はなし)
・代表例:シャトー・オー・ブリオン(唯一の1855&グラーヴ両方に格付け)
サンテミリオン格付け(1955年開始、約10年ごとに更新)

・対象:サンテミリオン地区
・更新あり(最も動きのある格付け)
・クラス分け:
第1特別級A Premier Grand Cru Classé A(最高位)
第1特別級B Premier Grand Cru Classé B
特別級    Grand Cru Classé
以下、グランクリュGrand Cru, 村名サンテミリオン とされる
ソーテルヌとバルサック格付け(甘口白ワイン、1855年)

・対象:甘口白ワイン(貴腐ワイン)

・特別第1級 Premier Cru Supérieur:シャトー・ディケム(唯一無二)
・第1級 Premier Cru 11シャトー
・第2級 Deuxième Cru 15シャトー
補足:Cru Bourgeois(クリュ・ブルジョワ)

・メドック地区の中で、1855年に格付けされなかったが優秀なシャトーに与えられる称号 で、毎年見直しがされる

ペアリング

ボルドーワインは、料理との相性も抜群。
品種やスタイルに応じて様々なペアリングが楽しめます。

カベルネ主体のワイン

ステーキやジビエなどの肉料理との相性が抜群

メルロー主体のワイン

鴨肉やビーフシチューなどにおすすめ

ソーヴィニョン・ブラン主体の辛口白ワイン

サーモンや白身魚、牡蠣などの魚介類とぜひ!

ソーテルヌなどの貴腐ワイン

フォアグラやブルーチーズと最高の相性


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