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[ルイ・ジャド社]は1859年にブルゴーニュの中心都市ボ ーヌで創立した、ブルゴーニュでも有数の【ネゴシアン ・エルヴール(ブドウを仕入れそれを醸造・販売する) 】兼【ドメーヌ(自己所有の畑で栽培したブドウを醸造 ・販売)】です。 1962年に3代目当主ルイ・オーギュスト・ジャド氏が死去 した後、夫人のマダム・ジャドはルイの片腕だったアン ドレ・ガジェ氏に、この由緒ある会社の将来を託しました。 今日ではアンドレの息子であるピエール・アンリ・ガジェ 氏が、社長として運営にあたっています。 1998年に本社はボーヌ市内で移転しましたが、広大な地 下カーヴは、同社のベーシックワインの名前にもなって いる、隣接する【ジャコバン修道院】の地下へとつなが っています。1996年には、ボーヌ郊外に新醸造施設 【ラ・サブリエール】の建設を開始し、1997年ヴィンテ ージの醸造に間に合うよう、翌年8月末に完成させました 。この醸造施設は、同心円上に木製の開放桶と自動櫂突 き装置の付いたステンレスタンクが並ぶ、特異なレイア ウトが採用されています。また、醸造にとって重要な役 割を果たすオーク樽も、ルイ・ジャド社の資本のもと、 1996年に創立した樽製造会社【カデュス】で作られてい ます。ここでは樽材の乾燥から組み立てまで一貫した生 産が行われ、これによりオーク樽の品質を徹底的に管理 することができるようになったのです。 現在、同社のワイン醸造の責任を担っているのは、才知 あふれる醸造家の【ジャック・ラルディエール氏】。 1970年からルイ・ジャドのワインに携わってきた彼のポ リシーは、あらゆるワインにおいて、テロワールの個性 を最大限引き出すことです。そのため醸造過程では人為 的な干渉を最小限にとどめるという方針でワイン造りを しているため、ジャドのワインはテロワール(産地や畑) ごとの特徴が際立っています。 彼は『私のワイン造りは、何の難しいところのない、 オーセンティックなものです。』と語っています。また 『先人からの“伝統”を尊敬して、そのまま引き継いで、 そして次にパスしたい。』という彼の願いは、尊敬す る前社長の故アンドレ・ガジェ氏から学んだそうです。 そんなラルディエール氏が醸す白ワインは、手摘みで収 穫されたブドウを畑と醸造所で2回選果し、全房のまま 圧搾機で搾汁した後、果汁はステンレスタンクに数日間 静置し不純物を沈殿させる手法を採ります。通常の白は、 発酵が始まったら速やかにオークの小樽に移し、アルコ ール発酵とマロラクティック発酵が続けられるのですが、 このシャブリやマコンは、フルーティーさを保つためそ のままステンレスタンクで醸造されます。その後ヴィン テージに応じて10〜20カ月間寝かされ、瓶詰め前に軽 い清澄作業が行われ出荷されるのです。 『流行を追うことなく、謙虚で』との消費者の声に敬意 を表明する[メゾン・ルイ・ジャド]。 ワインそのものがルイ・ジャドなので、消費者にテイス ティングしてもらうことこそがワインを伝える最善の方 法と語ります。 皆様も、今回ご案内のシャブリでそれを実践してみてく ださい。