京橋ワインのソムリエ足立雅司が自信を持っておすすめします!
「ぎんの雫・グット・ダルジャン・ピノ・ノワール 2024」
京橋ワインのソムリエ足立雅司が、自信を持っておすすめします
ワインを長く楽しんできた大人にこそ飲んでほしい、奇跡のコラボレーションワイン
ワインを長く飲んできた方ほど、一本のワインを見る目は自然と厳しくなります。
有名な銘柄だから。
高評価だから。
価格が高いから。
ラベルが華やかだから。
それだけでは、もう心は動かない。
むしろ、いま本当に求めたいのは、グラスに注いだ瞬間の香り、口に含んだ時のバランス、食事と合わせた時の自然な調和、そして飲み終えた後に静かに残る納得感ではないでしょうか。
今回、京橋ワインのソムリエ足立雅司が自信を持っておすすめする一本がこちらです。

このワインは、単なる話題先行のワインではありません。
もちろん、最初に目を引くのは、その圧倒的なコラボレーションです。
オーパス・ワンの元醸造家。
日本酒「獺祭」の生みの親。
ワイン漫画『神の雫』の原作者。
ワイン、日本酒、そしてワイン文化を伝える物語。
それぞれの世界で大きな影響を与えてきた人物たちが交わり、ひとつの赤ワインとして結実した。
それが、この「ぎんの雫・グット・ダルジャン・ピノ・ノワール 2024」です。
しかも、造られたのは濃厚なカベルネ・ソーヴィニヨンではなく、繊細さと品位が問われるピノ・ノワール。
ここに、このワインの面白さがあります。
力で押すのではなく、香りで誘う。
重さで圧倒するのではなく、余韻で記憶に残す。
有名な名前を並べただけではなく、実際に食卓で楽しめるワインとして仕上がっている。
だからこそ、足立はこの一本を、ワインを飲み慣れた大人の方にこそおすすめします。
商品購入ページへまず知っていただきたい、このワインを生んだ3つの才能
1. オーパス・ワンの元醸造家、パスカル・マーティ氏
ワイン好きであれば、一度は耳にしたことがあるはずの名品、オーパス・ワン。
カリフォルニア・ナパヴァレーを代表するプレミアムワインであり、世界中のワイン愛好家が憧れる存在です。
その背景には、フランス・ボルドーの名門シャトー・ムートン・ロートシルトと、アメリカ・ナパの名門ロバート・モンダヴィによる壮大なジョイント・プロジェクトがありました。
そのオーパス・ワンの醸造に関わった人物の一人が、パスカル・マーティ氏です。
パスカル氏は、ボルドーで醸造を学び、名門バロン・フィリップ・ド・ロッチルドに加わった後、ムートンとナパを往復しながら、世界的なワイン造りの現場に携わってきた醸造家です。
さらにチリでは、名門コンチャ・イ・トロとのジョイント・ベンチャーであるアルマヴィーヴァにも関わり、チリにおける高級ワイン造りの発展にも大きな役割を果たしました。
つまり、パスカル氏は単に「有名ワインに関わった人」ではありません。
フランス、アメリカ、チリという複数のワイン産地で、伝統と革新を結びつけてきた醸造家です。
このワインにおいても、チリ・レイダ・ヴァレーのピノ・ノワールを、ただ分かりやすく濃く仕上げるのではなく、香り、酸、果実味、余韻のバランスを丁寧にまとめています。
大人のワインファンが求める「飲み疲れしない上質さ」は、この醸造家の経験から生まれていると言ってよいでしょう。
2. 日本酒「獺祭」の生みの親、桜井博志氏
次に、このワインのもう一つの大きな柱が、日本酒「獺祭」です。
獺祭をまだ飲んだことがない方のために申し上げると、獺祭は山口県岩国市の酒蔵から生まれた、日本を代表する純米大吟醸酒の銘柄です。
華やかでフルーティーな香り、透明感のある甘み、すっきりとした飲み口が特徴で、日本酒に詳しくない方でも親しみやすく、ワイングラスで香りを楽しむスタイルにもよく合います。
従来の日本酒が「和食とともに静かに楽しむ酒」という印象を持たれがちだったのに対し、獺祭は、香り、清潔感、飲みやすさ、そして品質の安定性によって、日本酒を世界の食卓へ広げた存在とも言えます。
その獺祭を育て上げたのが、旭酒造の桜井博志氏です。
桜井氏は、地方の酒蔵だった旭酒造を、純米大吟醸「獺祭」を軸に大きく転換させました。
杜氏一人の勘だけに頼る酒造りではなく、社員全員で品質を高める体制を築き、四季醸造や最新設備の導入など、伝統産業でありながら革新を恐れない姿勢を貫いてきた人物です。
この「ぎんの雫」では、ワインでありながら、日本酒造りの発想が活かされています。
ピノ・ノワールに、日本酒で知られる酵母の発想を取り入れる。
赤ワインでありながら、ただ重く濃くするのではなく、香りの清らかさ、口当たりのなめらかさ、旨味の広がりを大切にする。
これは、ワインと日本酒の単なる異業種コラボではありません。
発酵という共通の世界で、ワイン造りと日本酒造りの感性が出会った一本です。
だからこそ、このワインには、赤ワインでありながら、和食にすっと寄り添う不思議な自然さがあります。
3. ワイン文化を広げた『神の雫』原作者・亜樹直氏
そして三つ目の柱が、『神の雫』です。
『神の雫』を読んだことがない方のためにご説明すると、これはワインを題材にした漫画作品です。
単なるグルメ漫画ではありません。
ワインの香り、味わい、産地、生産者、食事との相性、そして一本のワインが持つ物語を、非常に印象的な言葉と絵で表現し、多くの人にワインの魅力を伝えた作品です。
2004年に講談社の『モーニング』で連載が始まり、世界中で読まれ、ワインを知らない人がワインに興味を持つきっかけを作りました。
また、ワイン愛好家だけでなく、ワイン生産者や飲食業界の関係者からも高く評価され、ワイン文化そのものに大きな影響を与えた作品として知られています。
原作者である亜樹直氏は、ワインを単なる飲み物としてではなく、文化、記憶、風景、人間関係を映し出す存在として描いてきました。
ワインに詳しい人も、詳しくない人も、一本のワインを前にして、
「これはどんな土地で生まれたのか」
「どんな人が造ったのか」
「どんな料理と合わせると輝くのか」
「誰と飲むと、より記憶に残るのか」
と考えるようになる。
これが『神の雫』の大きな功績です。
この「ぎんの雫」も、まさに語れるワインです。
グラスの中の味わいだけでなく、そこに至るまでの背景がある。
ワインを注ぐだけで、食卓に会話が生まれる。
それは全ワインファンにとって、非常に大きな魅力ではないでしょうか。
足立がこのワインをおすすめする理由
京橋ワインのソムリエ足立雅司がこのワインをおすすめする理由は、単に有名な人物が関わっているからではありません。
飲んでみると分かります。
このワインは、名前の強さだけで売るワインではありません。
グラスに注ぐと、まず透明感のあるルビー色が静かに輝きます。
濃く黒々とした赤ではなく、光を通すような美しい色調。
この時点で、重さではなく、品の良さで魅せるピノ・ノワールだと分かります。
香りには、チェリー、クランベリー、ラズベリーといった赤系果実。
そこに、スミレやローズを思わせる花のニュアンスが重なります。
若い果実の明るさだけでなく、どこか落ち着きのある香り。
派手に立ち上がるというより、グラスの中でゆっくり開いていくタイプです。
口に含むと、繊細な酸がすっと伸びます。
軽やかでありながら、味わいには芯がある。
アタックは柔らかく、時間とともに果実味がふくらみ、ほどよい丸み、ミネラル感、そして旨味が重なっていきます。
タンニンは強すぎません。
渋みで押す赤ワインではなく、しなやかに口中へ広がる赤ワインです。
このバランスが、実に大人向きです。
若い頃は、濃厚で力強いワインに惹かれる時期があります。
しかし、ワインを長く飲んでくると、次第に「二杯目も飲みたいと思えるか」「食事と自然に合うか」「飲み疲れしないか」が重要になります。
このワインは、その条件を満たしています。
商品購入ページへ和食に合わせてこそ、このワインの良さが分かります
このピノ・ノワールの大きな魅力は、和食との相性です。
特におすすめしたいのは、カツオ、マグロ、ブリといった赤身や脂のある魚介です。
カツオのたたきであれば、赤身の旨味、炙った香ばしさ、薬味の香りに、このワインの赤系果実ときれいな酸が寄り添います。
マグロの赤身には、ワインのやわらかな果実味が重なり、魚の旨味を引き立てます。 ブリの照り焼きのような甘辛い味付けにも、酸と旨味がほどよく調和します。
エビやカニの甘みにもよく合います。
白ワインだけでは少し物足りない。
しかし、重い赤ワインでは強すぎる。
そんな時に、このピノ・ノワールは非常に使いやすい一本です。
肉料理なら、鴨、鹿などのジビエ、あるいは脂を控えた赤身の和牛。
濃厚なソースよりも、塩、醤油、山椒、わさび、きのこ、出汁を使った料理に合わせると、このワインの上品さがよく分かります。
これは、単なる「赤ワイン」ではありません。
日本の食卓に自然に置ける赤ワインです。
3,000円台で試せる、という価値
この背景を持つワインが、3,000円台で手に入る。
ここも大きなポイントです。
もちろん、ワインは安ければよいというものではありません。
50代以降のワインファンの方であれば、価格だけでは判断されないはずです。
大切なのは、価格に対してどれだけの体験があるかです。
このワインには、話題性があります。
造り手の物語があります。
日本酒とワインの発酵文化が交わる面白さがあります。
ピノ・ノワールとしての品があります。
これだけの要素を持つワインを、日常の少し特別な一本として開けられる。
そこに、このワインの価値があります。
高級ワインのように構えて開ける必要はありません。
しかし、いつもの食卓に置くだけで、少し会話が増える。
少し料理が楽しくなる。
少し記憶に残る。
ワインにとって、それは非常に大切なことです。
こんな方におすすめします
このワインは、次のような方に特におすすめです。
ワインを長く飲んできて、重すぎる赤ワインよりも、品のある赤ワインを選びたくなってきた方。
ブルゴーニュのピノ・ノワールは好きだが、価格の上昇で日常的には手を出しにくくなっている方。
和食に合わせる赤ワインを探している方。
カツオ、マグロ、ブリ、鴨、赤身肉に合う一本を持っておきたい方。
ワイン仲間との集まりで、少し語れるワインを出したい方。
そして、オーパス・ワン、獺祭、神の雫という異色の組み合わせに、純粋に興味を持たれた方。
一本のワインには、味わいだけでなく、背景があります。
このワインは、その背景を知ることで、よりおいしく感じられるタイプです。
ソムリエ・足立より
このワインを初めて飲んだ時、まず感じたのは「派手さよりも、品の良さ」でした。
もちろん、オーパス・ワン、獺祭、神の雫という名前の並びは強烈です。
しかし、グラスの中にある味わいは、決して大げさではありません。
透明感のあるルビー色。
赤系果実と花の香り。
すっと伸びる酸。
柔らかなアタック。
時間とともにふくらむ旨味。
そして、穏やかに続く余韻。
これは、ゆっくり食事を楽しむ大人のためのピノ・ノワールです。
和食との相性も非常に高く、特にカツオやマグロ、ブリといった魚介、エビやカニの甘み、鴨や鹿、赤身の和牛などに合わせると、このワインの良さがよく分かります。
話題性だけで終わるワインではありません。
飲んで、食べて、もう一杯飲みたくなる。
その意味で、私はこの一本を自信を持っておすすめします。
まずは一本、週末の食卓でお試しください
ワインは、説明を読むだけでは分かりません。 最後は、グラスに注ぎ、香りを取り、料理と合わせて初めて、その本当の魅力が見えてきます。
オーパス・ワンの醸造哲学。
獺祭が培ってきた発酵への情熱。
神の雫が伝えてきたワイン文化へのまなざし。
この三つが交わった、非常に珍しい一本です。
ワインを長く楽しまれてきた方にこそ、ぜひ一度お試しいただきたい。
派手な驚きではなく、飲み終えた後にじんわり残る納得感。
それが、このワインの魅力です。
在庫があるうちに、まずは一本。
週末の食卓で、ぜひお楽しみください。
この記事を書いたソムリエ
京橋ワイン 足立雅司
プロフィール:
JSA認定ソムリエ取得
【担当国/エリア】フランス(コート・デュ・ローヌ、ラングドック)
好きな味わいのタイプは濃厚なタイプなので担当しているエリアはぴったり。自分が気に入ったワインに、お客様よりお褒めの言葉をいただけた時が最高の喜びであり私の活力。
※飲酒運転は絶対におやめください。
※妊娠中・授乳期の飲酒はお控えください。
※お酒は適量をお楽しみください。









