みなさま、
今回ご紹介するのは、
『このワインを知っていたら”アルザス通”』とでもい
えるような隠れた人気アルザスワインなんです!!
数々のアルザスワインを試したアルザス担当の私も、
”我が家のハウスワイン”にしたい!と思う程、色々な
食事に合わせやすい、まさにガストロミーワインの決定版!!
その名も、
[ジェラール・メッツ・クレヴネール・
ダイリゲンシュタイン 2015]!!
アルザスはフランスの中でもファンが多い、美食の地。
食事に合わせやすいワインの宝庫!!
そんなアルザスで、現地の方が、”これは毎日の食事に
おすすめよ”と教えてくれたのがこの【クレヴネール・
ダイリゲンシュタイン】
調べてみると、このクレヴネール・ダイリゲンシュタイ
ンは、ハイリゲンシュタイン村を中心に、その周辺の
指定された地域(合計面積わずか140ha)のみで栽培が
認められている品種で、サヴァニャン・ロゼと同義だそ
う。サヴァニャン・ロゼという品種はゲヴュルツトラミ
ネールでおなじみのトラミナー品種と関連性があると
いわれています。
そういえば、ゲヴュルツ程ではありませんが、控えめだ
けど華やかな香り、穏やかな酸味、すっきりというより
はぽっちゃりふっくらとしたミネラル感。トラミナー系
の品種の仲間と言われるのも納得です。
クレヴネール・ダイリゲンシュタインはアルザスの
AOC制度の中でも特殊な位置づけで、51あるグラン
クリュのその次の位置のAOCです。グランクリュでは
ないけど、それに近い限定された地域のワインというと
ころです。土壌は粘土珪土質土壌。
このワインを造るドメーヌ・ジェラールメッツは、スト
ラスブールとコルマールのちょうど中間辺りの北部アル
ザス、イッテルスヴィレ村のある醸造所。現当主のエリッ
ク・カジミールはもともとシャンパーニュでRMを運営
する家系出身。結婚し、奥さんの実家であるこのアルザ
スのドメーヌに来たのは1989年。偉大な義父ジェラール
メッツから1996年にドメーヌを継承しました。
現在ビオロジー栽培に切り替え中で殺虫剤や防腐剤は
一切使用していません。全て手摘み。天然酵母のみで
発酵など、こだわりのあるワイン造りを進めています。
当店での試飲の感想は、
『マンゴーなどの南国系フルーツを思わせる暖かい印象
の果実、ややほのかにスパイシーな香りがやわらかく
立ち上ってきます。
味わいは、よく熟した果実味、穏やかでやわらかい酸味
とミネラル感、中心密度はしっかりしているので、奥行
き感はあるものの、まわりがやわらかいイメージです。
余韻も華やかな果実味を持続させたままゆっくりと続い
ていきます。』
酸味やミネラル感が穏やかで柔らかいので、普段の食事
用にはぴったり!
現地でよく食べられるタルト・フランべ(酸味がおだや
かなうす焼きピザ)やちょっと歯ごたえの残る根菜系に
もぴったりですし、豚肉をシンプルな味付けでソテーし
たものにも合います!
日本ではあまり酸味を料理に強くきかせることが少ない
ため、ご家庭の洋食には万能に使えそう。
中華の華やかさにも負けません。
ゲビュルツだと食中の場合、ワインが主張しすぎてあわ
せるお料理が難しいことが多いけど、このクレヴナール
ド・ハイリゲンシュタインはゲヴュルツを食事用にアレ
ンジさせたもの、とでも言える万能な味わいです!!
『クレヴネール・ダイリゲンシュタイン』、名前は長い
けど、是非一度お試しいただければ、きっと多くの方が
その良さに気付いていただけると思います!!
もともと非常に狭い区画。
サヴァニャン・ロゼの優しく可憐な味わいをお楽しみ
くださいませ!!
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