ボジョレー・ヌーヴォー2024
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コントレラス・ルイス アンダルシアの伝統と革新を体現する情熱家

コントレラス・ルイスとは?

ボデガス・コントレラス・ルイスは、スペイン南部アンダルシア州ウエルバ県のロシアナ・デル・コンダード村にセラーを構える家族経営の生産者です。

現在の当主で醸造家のホセ・ホアキン・コントレラス・リヘロ氏で4代目となる長い歴史を持つワイナリー。ブドウ栽培農家に生まれた初代が1800年代後半、小規模ながらワイン造りを開始しました。

2代目が農地を拡大し、1949年現在の地にワイナリーを建設。現当主の祖父に当たる3代目がさらに生産量を拡大し、時代のニーズを先読みしたワイン造りを実践しました。

現4代目は長い歴史と伝統を継承しながら革新を進め、アンダルシアのテロワールを表現するワイン造りに邁進しています。

現在では原産地呼称(D.O.)コンダード・デ・ウエルバを代表するリーディングカンパニーのひとつに数えられています。

若き凄腕醸造家
ホセ・ホアキン・コントレラス氏

ホセ・ホアキン氏は同じアンダルシア州にあるコルドバ大学にて農学を修めたのち、スペイン北東部カタルーニャ州に移住しタラゴナ大学にて醸造学を修めます。タラゴナ大学はスペインでも屈指の醸造学の権威で、当店が直輸入している[コカ・イ・フィト]を造るトニ・コカ氏が教鞭を執っていた名門大学。

その後、コルピナットと呼ばれるプレステージ・スパークリングで有名なグラモナ社およびタラゴナ大学で6年間勤務したのち、実家のコントレラス・ルイスに戻り経営と醸造を引き継ぎました。

従来このコンダード・デ・ウエルバの地では、在来固有品種のサレマ種を用いたヘネロソと呼ばれるシェリータイプの酒精強化酒の生産が主流でしたが、3代目の祖父が時代のニーズに合わせスティル白ワイン2アイテムの醸造を開始していました。

4代目当主に就任したホセ・ホアキン氏はこれまで身につけた知識や経験を生かし、それらの他にもスパークリングや樽熟成白、ロゼや赤も造るようになり、現在に至ります。

アンダルシア・ウエルバの自然の恵み

ウエルバは西側をポルトガル国境、東側をセビーリャ県に接し、南はカディス湾に面しています。さらに南東にはセビーリャ県に跨るようにドニャーナ国立公園の自然保護区が広がっており、風光明媚で自然豊かな土地。

大西洋からコントレラス・ルイスの畑まで15-18kmほどと近く、途中に遮るものは何もないため海風が直接吹き付けます。

アンダルシアの夏は過酷なほど暑いのですが、この大西洋からの涼しい海風のおかげでブドウは健康的に成長します。

ホセ・ホアキン氏はワインを造るにあたり、この土地、特にドニャーナの自然や風景をワインの味わいに反映させ、畑のポテンシャルを最大限に引き出すことを念頭に置いているそうです。

それはつまり、大西洋の影響を受けた土壌、アンダルシアの乾燥した暑い夏、入り組んだ河口の湿地帯などの香りを閉じ込めたようなワイン。この豊穣な土地のポテンシャルを受け継ぎ、守っていくことに大きな責任を感じると言います。

すべての畑で伝統的な乾式の自然農法を、さらに一部の畑では有機認証を取得し持続可能な農法を実践しています。

若き凄腕ホセ・ホアキン氏は地元愛に溢れた情熱家。ワイン造りと並行して地元ウエルバ大学と産学共同研究のプロジェクトを抱えながら、常に未来を見据え前進する姿には共感せずにいられません。

単品ワイン
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