酸化防止剤が微量なので、夏場の配送はクール便を推奨します。
常温便での配送での商品の不良のお申し出は受け付けかねますので予めご了承くださいませ。
※無清澄で、濾過は最小限のため、滓が沈殿している場合がございます。
栓を空ける前に瓶をゆっくり一度上下していただくことをお勧めします。
※品切れの際、至急インポーター様の在庫を確認し、
補充いたしますが、終売の場合は何卒ご容赦ください。
Jurtschitsch Mon Blanc 2021 |
■色・容量: |
白(オレンジワイン)750ml |
■ALC: |
12% |
■ブドウ品種: |
リースリング、グリューナー・ヴェルトリーナー、ヴァイス・ブルグンダー、ゲルバームスカテラー、ドナウリースリング、ヨハニターの混醸 |
■産地: |
オーストリア・カンタプール地方 |
■味わい: |
辛口ミディアムボディ |
■ラベル表示: |
酸化防止剤(亜硫酸塩) |
オーストリアでトレンドのひとつがオレンジワイン!
カンプタールを代表するユルチッチの定番人気オレンジワイン、
「ユルチッチ モン・ブラン 2021」!
【私の白(ワイン)】という名前のこちらのワインは醸造家のアルヴィン氏の思いが詰まった、まさに、造り手の理想とする白ワインです。
このワインの特徴的なのが、複数品種、リースリング、グリューナー・ヴェルトリーナー、ヴァイス・ブルグンダー、ゲルバームスカテラー、ドナウリースリング、ヨハニターの複数品種を混醸していることです。
混醸とは、複数品種の品種を収穫したものを、同時に醸造することです。
別々にワインを仕込んだ後にアッサンブラージュするよりも、品種よりもテロワールの個性が出ると言われる、昔ながらの自然な製法です。
アルヴィン氏曰く、
「造り手に出来る事は葡萄そのままのキャラクターを引き出す事です。
100%健康な葡萄で、私たちが余計な事をする事は何も無く、自然な酸を蓄えた熟した葡萄を収穫する事が出来ました。
酸を保った葡萄は私たちの産地ではとても大事で、長期熟成可能なワインを産み出します。
栓を空ける前に瓶をゆっくり一度上下してくださいね!」
栽培は垣根仕立て。夏場は非常に暑い地域なので、ウオーターマネージメントには大変注意を払っています。
グリーンカバーと、自家製のコンポストは葡萄の樹の成長のバランスを取る為に重要です。
剪定とリーフワークの段階で選別している為、グリーンハーベストは行いません。
2世代にわたり除草剤と化学肥料は使用しない自然農法を実践。
醸造は手摘みで収穫したブドウを、除梗はせずに全房のまま、上面開放式の500リットルオーク樽で、土着の酵母
で2週間全房のままスキンコンタクトしながら発酵。その長いスキンコンタクト期間の間でオレンジワインとなります。
発酵後、フリーラン・ジュースを600リットルのオーク樽に移し、マロラクティック発酵も自然に発生させます。
清澄はせず、沈殿後グラヴィティシステムにて細かいストッキングを通して濾過し、瓶詰め。SO2添加は瓶詰
め時に微量の10ml/lだけを添加。こうして完成したのがこちらのワインです。
ユルチッチ氏のワイナリーを訪問した際も、お会いした際も、いつも自然へのリスペクトを語っていたアルヴィン氏の自信作。
ボトルの中にカンプタールの優しい自然がぎゅっと詰まったようなワインです。
オレンジワインならではの個性的な味わいはありますが、全てが優しく溶け込んでいる印象。
複数品種ならではの、様々なタイプのお食事に合わせやすいワインです。
厚みのある味わい、ほのかな苦み、リッチな味わいながら豊かな酸味と骨格のある、力強さとやさしさを兼ね備えたスケール感もあるワインです。
ボリューム感のある白身のお肉料理、スパイシーなお料理にもお薦め。
是非、お試しくださいませ。
****************************************************
ユルチッチ・ソンホーフ醸造所は、700年の伝統、150年のワイン史を持つ、ヴァッハウからそれほど離れていない、カンタプール地方にある、オーストリアでも屈指の名門ワイナリーです。
ワイナリーは1868年にユルチッチ家の所有となり、1972年に父ヨーゼフから経営を引き継いだユルチッチ3兄弟
(長男エルヴィンがぶどう畑、次男のパウルが醸造、三男のカールがマーケティング及び販売)の見事な連携により、今の成功に至ります。
ユルチッチ兄弟は、経営を引き継いだ1972年よりぶどう畑は生態環境保護の理念に基づいて、すでに1970年代には自然農法のパイオニア的存在でした。
以来、化学肥料、合成殺虫剤、除草剤は全く使用せず、グリーンカバーと堆肥が施されています。
また1978年、この地区で初めて冷却したステンレスタンクでの発酵を導入するなど、常に新しい試みに挑戦し改革を遂げています。
2000年には最新醸造設備を整えた独自のテラス状セラーを建設しています。
彼らのワインは、優れたヴィンテージと素晴らしい地理的特徴により、国際的に高く評価されています。
現在は若きアルヴィン氏が醸造責任者を引き継ぎ、白ワインは100%ステンレス発酵、赤ワインにはオーストリア
オークを一部採用するなどさらに味のレベルの向上を図っています。
2012年からはアルヴィン・ユルチッチさんと妻のステファニさんがワイナリーを引き継ぎ、さらにナチュラルで
自由な発想のワイン造りを行っています。
歴史と伝統あるワイナリーが素晴らしい環境の畑、最新の醸造設備や技術をもって、
「伝統」がさらに「進化」を遂げています。