≪パーカーお気に入りの王道メドック!!≫
開けてすぐならがっちり渋い昔ながらのメドック。
樽香もしっかり、骨格もはっきり。
頑強なタンニンの鎧の奥に隠されていたエレガンス!!
これこそがメドックの醍醐味です!!
[シャトー・トゥール・サン・ボネ 2016]
渋みのきいたボルドーワイン好きの皆さま!
本日のご紹介は、昔からよく見かけるこのラベル!
いかにもメドック的な見た目がなんとなく懐かしい、
このワインです。
「昔のメドックはちゃんと渋かった・・・」
とお嘆きの皆さま、こちらはちゃんと渋いです。
タンニンが強めの2016年というヴィンテージの特徴も
相まって、しっかりとした骨格のワインに仕上がった
この[シャトー・トゥール・サン・ボネ]は、なんと
7年弱熟成しているとは思えないほどのがっちり感。
敢えて「雄々しい」と言いたくなるような飲み応え。
メルロー主体なのに!カベルネは30%なのに!
やはり5%のプティ・ヴェルドが効いているのか?!
それとも、しょっぱいぐらいに香るオーク樽のなせる
技なのか?!
いろいろ考えてみても、とにかくこの目の前のグラスの
中身がすべて。
その味わいは、
『抜栓した直後は緊張感のある厳かな樽香が印象的、
しかしその奥から現れるカシスの凝縮感は圧倒的。
一口飲めば、口中に広がるタンニンのボリューム感。
メドックらしい渋みが生み出すがっちりとした骨格、
そして味わいに気品をもたらす美しい酸。
余韻はややショート気味で、それがかえって雄々しい
印象でもありますが、時間が経つとともに柔らかさが
出て非常にエレガントな飲み心地。翌日こそ美味しい
メドックかも・・・』
そうなのです。
開けてすぐ飲むと、渋くて硬い。それもよい。
しかし5時間の宴のあと、あらためて飲んでみると、
こ、これは・・・!
頑強なタンニンの鎧の奥に隠されていた、メドックの
エレガンス!これこそが真髄です。
牛ステーキをはじめ、あらゆる牛肉料理に合わせたい
ザ・メドック。
どうぞじっくりとお楽しみください。