画像は2018年ですが、実際のお届けは2019年となります。
※品切れの際、至急インポーター様の在庫を確認し、
補充いたしますが、終売の場合は何卒ご容赦ください。
Becker Chardonnay[2019] |
■色・容量: |
白750ml(スクリューキャップ) |
■ALC: |
12% |
■ブドウ品種: |
シャルドネ 100% |
■産地: |
ドイツ・ファルツ地方 |
■味わい: |
辛口 |
■ラベル表示: |
酸化防止剤(亜硫酸塩) |
[ベッカー・シャルドネ 2019]!!
ピノ・ノワールでトップスター生産者のベッカーですが、白ワインにもファンが多い!
石灰質土壌とも相性がいいシャルドネ種の辛口白ワインは、ベッカーファンの定番ワイン!
それもそのはず、戦前、シュヴァイゲン村周辺は石灰質土壌と相性がいい、ピノ系品種やゲヴュルツトラミナーなどの銘醸でした。
その名声を取り戻そうと、石灰岩土壌由来のミネラル分をしっかりと感じる高品質な白ワインを生み出しています。
赤ワイン同様、エレガントながらも余韻が細く長く続く、ベッカーさんらしい素晴らしいワインにしあがっています。
醸造は、ステンレスタンクと、一部を大樽での熟成ですが、樽の要素はほとんど感じらません。
味わいの印象は、
『繊細な果実味がふわっと広がるエレガントな香り。程よく骨格があり、石灰質ならではの引き締まった豊かな酸味が広がります。
フレッシュでフルーティ、いやな雑味のない、透明感のあるミネラル感。長い余韻にうっとりです。』
ベッカーのワイナリーは、ファルツの中でもアルザスに
非常に近く、冬はアイスワインが造られる程、冷涼な地
になります。また、ファルツは全体的に赤色砂岩を多く
含む土壌が多い地方ですが、この地は石灰質が多く、
しっかりした酸味が味わいにも特徴的です。シャルドネのブドウが育つ畑も石灰質土壌です。
ワイナリーの定番シリーズとして、長年、ファンの多いワインです。
是非、お試しくださいませ。
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ベッカー醸造所のあるシュヴィゲン村はファルツの最南端。
フランスとの国境線に位置するがゆえに、歴史上何度も戦火に
見舞われた地域でもあります。
第二次世界大戦後、荒廃して焼け野原になったシュヴァイゲン村の復興を支え、
ぶどう栽培農家をまとめ上げて一大協同組合を立ち上げたのが、
フリードリッヒ・ベッカー氏の父上でした。
戦後、甘口ワインを造る技術に長けており、造れば造るほど売れていた時代、
協同組合の主力ワインも貴腐ワインでした。
フリードリッヒ・ベッカー氏はそんな南ファルツの一大協同組合の跡取りとして期待されていましたが、
石灰岩が隆起したシュヴァイゲン村の土壌と寒暖差のある気候に可能性を感じ、
自らの大好きなピノ・ノワールに打ち込むために、周囲の猛反対を押し切って1973年に独立。
ゼロからのスタートとなりました。
当初、貴腐ワイン用の甘いぶどうばかり生産していた他の生産者からは
「酸っぱくてまずいぶどう」のレッテルを張られ(この時の逸話を童話
「ぶどうとキツネ」に重ねて個性的なエチケットが誕生しました)
激しい非難を浴びながらも、不断の努力とセンスにより、
ドイツのピノ・ノワールのトップに上り詰めました。
そしてゴーミヨ誌にて前人未到の8度に渡る最優秀赤ワイン賞を受賞、
ドイツのみならず、世界に名だたる生産者となりました。
近年は白ワインも多くのファンがいます。